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翌朝。
八時、北大に向かうべく、ホテルを出る。八月とはいえ、北海道の朝は、やや涼しく快適だ。だけど、昨日の雨のせいで、
すこしだけ空気がしめっている。
コンビニで、某十秒メシを買った。マスカット味だそうだ。
……僕の口にはあわなかった。なんだこれは。ひどくケミカルで、人工的な味だ。それがウリなのかもしれないけれど。
北大の門には、すでにたくさんの人が入っていっていた。本当に人が多い。こんな朝っぱらからご苦労なことだ。
オープンキャンパスというものは、どこの大学でもこんなに人が集まるものなのだろうか? だとしたら、経済効果は
相当のものなんじゃないだろうか。
やはり僕の推量は当たっていたらしく、塾や予備校の職員と思われる人々がうちわと資料を抱き合わせで配布している。
うちわはほしいが、資料はいらん。
むむむ……。
結局「資料の邪魔さ>うちわの便利さ」だということに気がついたので、華麗なスルースキルを発揮して塾や予備校の
ソルジャーたちをやり過ごした。
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