並河と別れ、線文字Kを連れて六人でホテルに向かう。 しかし、雨である。 りえが傘を持っていない。 ……どうなる。 結局、りえは筋肉の傘に入ることになった。 なんだか、自分の傘にも一人か二人入った気がするが、気のせいかもしれない。ここで重要なのは筋肉とりえだ。
なんという
肩を寄せ合い歩くふたり。 降りしきる雨。口実としての。 左肩ははみ出してもいい。傘は少し右にずれた。
ホテルに帰り、それぞれ入浴したり、線文字Kと話したり、スマブラしたり。 しかし、やはり旅の疲れが響いたのだろう、りえは横になってしまった。僕と筋肉は同じ部屋で、窓側のベッドが 筋肉のだ。 で、気づいたらこうなってた。
すきゃんだらす
おいおい、おいおい。どういうことだ。 さっきから、いったいなにがあった。 ……無粋なことはよそうと決めた。 ちなみに、筋肉は、二年の九月になってもいまだに、彼女いない暦イコール年齢である、ということを付け加えておく。 「高校は眼中にない」らしい。しかし、筋肉よ、おまえの志望は工学部のようだが……。 まあ、きっと、好い人もいるよ。