札幌クロスオーバー 〜眠れない街へ〜

第ニ十六話  弓道部員は惹かれあう


 
 


 もう一人の帯広組「サイバーテロ並河」と合流。むろん本名ではないし、彼の苗字に「な」の字は一切ない。
 彼は今朝
「そうだ、オープンキャンパスに行こう」
 と思い立ち、そのままホテルを予約しJRの切符を取って札幌まで来ちゃったという、すばらしい行動力の持ち主 である。
 誰が真似できようか、いや誰も真似できない。(反語)

 ところでこの「いや〜」の部分、古文や漢文の授業では超頻出だが、(例:「豈」や「なんぞ」)どう考えても 余計だと思う
「誰が〜しようか」で絶対いいよね。「いや誰もしない」はいらないよね。
 でも、そう思って中間テストの現代語訳問題で「〜しようか」で終わらせたら、見事にバツをつけられた。 なんてこったい。

 国語の授業への不満を胸に抱きつつ、夕食にありつく場所を選ぶことにした。
 結局、オーロラタウンの「銀座ライオン」というところに決定。

 思い思いに注文をし、ひとしきり食べ終わって外へ出た。

 外はあいにくの雨。一応折り畳み傘を持ってきていたので、勝ち組気分に浸る。
 とりあえず、山本モナのデジカメ「はるのぶ」で記念撮影をすることに。
 一発ぱちりと撮ったあと、自分のデジカメ「京右衛門きょうえもん」でも記念撮影。ちなみにこのデジカメ、六年間を立派に働いたのち、現在では退役している。 サブカメラとして使用中。


K
しかも横から



 どことなく、いつか見た「熱狂する外人」の写真のようになっている。
 また、近くに気になる女子高生がいたので撮ってみた。


K
どう見ても弓道部です



 もしかすると女子中学生かもしれないが、それはさしたる問題ではない。
 弓道部だ。弓道部。
 背骨のように曲がったしなやかな棒。あれは間違いなく弓である。
「弓道部員は惹かれあう」ということだろうか、武道の中では剣道や柔道と比べると一段マイナーな弓道をする者は、 同好の士を見かけるとうれしくなってしまうものなのかもしれない。まあ、今の自分は弓道部員ではないのだが
 そのうえ、よく見ると矢立も持っているようだ。
 弓道はすばらしい。ただ、わが康の弓道部は、練習場所が学校から十キロほど離れているうえ、練習が毎日夜遅くまで あるということで、断念せざるを得なかったのだ。
 しかし、弓道は老後でもできる。……そうして自分を納得させている。

第25話へ< >第27話へ